Q:オーガニックは高いのか?
A:「オーガニックがいいのは分かってるけど、高くて買えない。」という声をよく耳にします。
確かに値段は普通のものより高いのですが、その価値を考えてみてください。
ほんとうに高いと言えるでしょうか?
農薬、化学肥料、添加物、放射能・・・、どれも日本の基準は世界と比べて大幅に緩いものとなっています。
その使用を規制するどころか、逆の方向に進んでおり、結果、わたしたちの健康は蝕まれています。
医療費は増える一方で、年間40兆円を超えました。
国家予算の半分近くを占める異常な社会にどうしてなってしまったのでしょう?
オーガニックでないものを買い続けることによる経済的損失は計り知れません。
ミツバチがいなくなると、2650億ユーロ(約36兆円)の損失があるという研究例もあります。
農薬が主な原因と考えられるミツバチ減少問題は、わたしたちの消費行動が招いたものと言えなくもありません。
微生物を死滅させる化学物質は、人類に大きな不利益をもたらし、地球環境の回復には莫大な代償を支払わなければなりません。
利便性を求め、より安価なものを選択してきた我々は、安全性をないがしろにして、目先の利益にとらわれ、本来、負担すべきものを負担していないのです。
支払うべきものを支払っていないのですから、当然ツケがたまります。
そのツケは、いったい誰が支払うのでしょうか?
負の遺産を次の世代に先送りしている我々は、償いきれない罪を犯していることに早く気づくべきでしょう。